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自分磨きのために読書に期待することは?

「ミセスの本棚」からBOOK大賞応援隊に出された、お題の第二弾です。
「自分を磨く」って、どういうことだろう?
自分の得意なことに「磨きをかける」ということだろうか?
自分の不得手なことを、一生けんめい勉強するということだろうか?
読書は基本的に「楽しみ」だから
「もっと○○したい!」には力が入りますよね。
別に自分を「磨こう」と思わなくても、こういう「勉強」は自然と磨きがかかるもの。
それに対して不得手なことがらだと、
「何とかしなくちゃ!」という危機感から手にとるものが多い。
美容関係やファッション関係だと「本」では伝わりにくいことも多くて
テレビの番組やら何やらの補助的な機能として求めることが多いですね。
「覚書」みたいな感じで、思い出すためのツール。
得意分野だったら本を選ぶ眼もタシカなんだけど、
苦手な分野って、何がいいのかもよくわからない。
だから、
いきおい「手当たり次第」の濫読になる。
こういうときは、図書館って便利ですよね。
「手元におきたい」一冊はどれなのか、
とりあえず借りて読むことができるから。
これをやったのは、数年前、引越しをする半年くらい前でしょうか。
「そうじ」「片付け」の本を何十冊と見ました。
・・・そう、私は「片付けられない女」なので。
もし、私が離婚してくれ、と言われるとしたら、
その理由は「家が片付かないから」だと思う。それくらい、片付けが下手。
いろいろ読んで、いろいろ参考にはさせてもらったけど、
「このやり方なら、私でも片付けられる!」
っていうバイブルにできるほどのものはなかったなー。
どれも「それができれば苦労はない」みたいな感じで。
大体
「きれいになれば、気持ちがいい」「片付いてないと落ち着かない」
っていうのが前提だと、
私みたいな人間には通用しないんだよね。
はっきり言って私がそうじする最大の理由は、
「パートナーの不機嫌な顔が見たくないから」なんだから。
でも、最近、いい本に出会いました。

時間管理術
8月15日の日記で紹介したこの本は、
「片付け」の本ではなく、「時間管理」の本なんだけど、
結果として、かなりドンピシャで私を律してくれています。
1回読んでおしまい、ではなく、
今でも目につくところに置いておき、
またズルズルと片付かなくなったなー、と思うと、
時々読み返します。
「片付く」かどうかは、
自分が「片付け」に毎日無理なく時間を(短くていいから)割こうと思えるか、
片付けるための内的動機(つまり「離婚されないため」みたいな外的要因ではなく)を
積極的に感じられるかどうかなんだな、と気づいたのです。
誰かに怒られないか、見た目がどうか、ではなく、
「使いやすい」「仕事がはかどる」「やってよかった」と自分が感じれば、
マメに片付けたり、そうじしたりするようになる!
「時間管理術」のマニュアルに沿ってやってみたら、
そんな自分を発見できたんです。
「そうじ」っていうと、「家事」だと思っていたところがいけなかったな。
自分の仕事をやるための準備だと思うと、
そうじがちがって見えてきた。
今だって、きれい好きの人からみたら「ゲゲゲ!」かもしれないけど、
四角い部屋を丸く掃いたって、丸いところがきれいになれば、それでいいじゃないか!
「汚いからそうじしなくちゃ」じゃなくて、
「きれいになるからそうじしよう!」みたいなポジティブな気持ちになれたのは、
「時間管理術」に出会えたからだと思います。
ちょっとは自分を磨けた、かな?

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