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第33回松尾芸能賞授賞式@ANAインターコンチネンタルホテル東京

毎年この時期恒例の授賞式。
今年はホテルの脇の桜坂、まだ桜が咲いてなくてちょっとさびしい。
今回の大賞は三谷幸喜さん。
新人賞には中村勘九郎さんと清元栄吉さん。
優秀賞に、
千昌夫さん、竹本国春さん、白石加代子さん、安奈淳さん、鼓動の皆さんでした。
大賞インタビューでは三谷さんが
「芸能と芸術とは何が違うのか。それは、お客さんとの距離だと思います。
 芸能のほうが、ちょっとだけお客さんの距離が近いのではないか。
 僕はずっとお客さんの喜ぶ顔が見たくてやってきたので、
 この芸能賞をいただけてすごくうれしいし、やってきたことに間違いはなかった」
とおっしゃるのが、印象的でした。
(ほかは、いつもながらの感じでありました)
授賞式の後の懇親会では、いつも何人かの方がパフォーマンスを披露してくださるのですが、
今年はことのほかその数が多く、また感動的でした。
千昌夫さんが「北国の春」を熱唱、
そのすぐ後に、今度は安奈淳さんがピアフの「愛の讃歌」を朗々と歌い上げ、
次には国本武春さんの三味線浪曲弾き語り「アジアの祈り」で大爆発、
最後は鼓動の代表三戸部さんが体の奥の奥まで響くようなすばらしい太鼓を披露して、
大満足のひとときを送らせていただきました。
(これで栄吉さんの三味線をバックに勘九郎さんの踊りとかあったら
 もうこの上なく幸せだったんですが、さすがにそれはなし。勘九郎さんスーツだったし)
私がこの松尾芸能賞を尊敬するのは、
賞状に書いてある授賞内容が、一人ひとり違うところ。
「以下同文」ではなく、一人ひとりの業績をきちんと讃え、
それを壇上でしっかり読むところがまたいい。
今回は「奇しくも」だったのかもしれませんが、
安奈さんも武本さんも大病を克服しての活躍が評価されましたし、
栄吉さんは、洋楽から入って芸大の作曲科で清元栄三郎さんに出会って、
それから三味線の道に入ったという経歴の持ち主だし、
いろいろとバラエティに富んでいました。
白石加代子さんは「二十世紀の出雲の阿国の再来」と言われてました。
みなさんに共通しているのは
「好き」と「続ける」。
見習いたいものです、はい。

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