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「フラガール」と「フラガール」のパンフレット

あなたは、映画館でパンフレットを買う方ですか?
買わない方ですか?
独身時代、私は「買わない派」でした。
映画を見るだけでもお金がかかります。
さらに、パンフレットなんて。
すごーくよかったら、買うときもあるけれど。
だから、今を去るウン十年前、
デートで映画に行った時に迷わずパンフレットを買うカレを見て、
私は本当にビックリしてしまいました。
「映画を見る前にパンフレット買う人いるんだ・・・・・・」
そのカレと結婚して今。
うちの本棚は二人で観た映画や演劇のパンフレットで溢れかえっています。
それらは、何ものにも代えがたい宝物。
こうしてブログを書くようになって、
昔のパンフレットを引っ張り出すこともあります。
そんな私が、今一番オススメするパンフレットが
「フラガール」。
パンフ、といっても、B4版ハードカバーで、一冊の「本」です。
これが、600円かそこらで手に入るなんて。
装丁がしっかりしているからだけじゃない。
中味もぎっしり詰まっています。
「フラガール」はどんな経緯から「映画にしよう」となったのか。
どうやって、昔の炭鉱住宅のロケ地を探したか、
実際の常磐ハワイアンセンターの成り立ちはどんなものか、
監督は、どのようにして、自分のイメージを俳優たちに伝えたか、
そして俳優は、どんなふうに役作りをしていったか。
音楽を担当したジェイク・シマブクロが
この映画のラッシュを見ていかに感激したか。
今、日本で最高峰の映画関係者たちが全力を尽くして作り上げたものだからこそ、
この映画の完成度に達したことがよくわかります。
6人の記名ライターが書く文章・インタビュー記事が素晴らしく、
一つひとつが独立して完成されていると同時に、
読み進むことで有機的につながっていく。
企画したプロデューサー石原仁美氏の話も興味深いし、
昔のハワイアンセンターの写真とスチールとの対比もおもしろい。
よくできたパンフレットです。
すでにDVDが発売され、WOWOWでも放送されている
フラガール」ですが、
まだ映画館で観られます。
お立ち寄りの際には、ぜひ、パンフレットをご購入ください。
ページをめくるごとに、
あの感動が押し寄せてきて、また、涙。
絶対に、ソンしません!

本編のレビューをまだ書いていないのに、パンフレットを紹介するのはなぜか?
実は、知り合いのizさんが、すでにレビューを書いていて、
そこにほとんど私の言いたいことが書かれてしまっているのです。
「読まなきゃよかった!」とつくづく後悔(笑)。
それとは違う観点から書かなきゃ、ライターとしてちょっと・・・と思い、
今日はこのスタイルにしました。
またほとぼり(?)が醒めたら、本編レビューに挑戦します。
あしからず。

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