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2008年の映画を振り返って

今年は日本映画、豊作でした。
この前、日本アカデミー賞の件で書いた
「ザ・マジックアワー」「おくりびと」
「容疑者Xの献身」「クライマーズ・ハイ」
「アフタースクール」「パコと魔法の絵本」などなど。
しかし1本挙げろ、と言われたら、
私は「闇の子供たち」を挙げたい。
こんなに悲惨な話を描きながら、どこか人間を信じたくなるような、
そんな作られ方をしている。
役者も渾身、監督も全精力を傾けて
真摯に作られています。
あの原作からこの映画を生み出した阪本順治監督に拍手。
ドキュメンタリーでは「ブロードウェイ・ブロードウェイ」。
最高です。
来年、この映画に出てくるオーディションで選ばれたキャストで
舞台が来日するので、ぜひ見てみたい、と思っています。
洋画では「イントゥ・ザ・ワイルド」に一票。
若いということをいとおしむ大人たちのやさしい瞳が
無鉄砲な青年をやさしく包みます。
アジア映画では「光州8.15」。
リアルタイムで知っていた光州事件のニュースとのギャップが
これを今作れる韓国の自由度とともに胸に迫ります。
アン・ソンギなど、俳優達の熱演が光ります。
あと、個人的には「シネマ歌舞伎」に始まり、終わった1年でした。
10本くらい見た。
見てないのは「文七」だけじゃないでしょうか。
もっとも面白かったのは「研辰」、
もっとも美しかったのは「鷺娘」
もっとも心打たれたのは、「日高川花王入相」。
「野火」「炎上」「破戒」と神保町シアターにもお世話になりました。
WOWOWなど、テレビで見た映画では
「ジャンゴ」。
これは、映画館で見たかった。
素晴らしいスキヤキ・ウェスタンです。
あと、今日見た「明日の記憶」もよかった。
渡辺謙って、タダモノではありません。
さすがハリウッドで名をなすだけのことはありますね。
話もよかった。
この映画については、いつかゆっくり書きたいと思います。
みなさんの心の中に何かを残した映画、
今年は何本ありましたか?

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