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「日本のいちばん長い夏」@シネマナビ345


【23%OFF!】日本のいちばん長い夏(DVD)
男たちはなぜ戦争を語らないのか
監督:倉内均
配給:アマゾンラテルナ(ティ・ジョイ)
ストーリー●2010年夏、
亡き父の法事で墓参りをする1人の中年TV演出家(木場勝己)。
彼は父親から戦争の話を聞いた記憶がない。戦争のことどころか、
父親と真正面から向き合って人生について話したこともなかったのではないだろうか。
自分は息子に伝えるべきものを、父から何も受けとっていないのではないか?
何も言わなかった父親は、戦争中何を考え、どんな気持ちで終戦を迎えたのか。
彼は昭和38年に月刊誌『文藝春秋』に掲載された座談会
「日本のいちばん長い夏」の再現を試みる。

この座談会は半藤一利氏が企画し、終戦時に政治や軍の中枢にいた者、
文筆家、前線の兵士など28人を一堂に集め、
いかにして終戦がなったか、そのとき自分はどうしていたかなどを、
当時の立場を越えて率直に論じ合ったものだ。
岡本喜八監督による作品「日本のいちばん長い日」も、
この座談会から発したドキュメンタリーを原作としている。
今回は座談会再現のための配役に田原総一朗、鳥越俊太郎、島田雅彦、
市川森一、松平定知、冨野由悠季、江川達也など
現代の論客やマスコミ関係者を起用、文士劇として構成している。
素人臭い演技が気になる時もあるが、
各人が担当する人物の人生を噛みしめつつ演じるという妙味がある。
実際の28人の「その後」の追跡を通じ、
何十巻と戦争回顧録を書きながら自分が死ぬまでは公表しない、など、
男たちが「語らない」に至る重みもまた描いている。

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