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「トイ・ストーリー」


トイ・ストーリー
子どもダマシとあなどるなかれ!
CGアニメと毛嫌いするなかれ!
これ、ホントに面白い映画なんです。
「オレサマこそ、一番愛されているオモチャだ!」と自負しているカウボーイ人形と、
自分を本物の宇宙飛行士だと思いこんでいる新作オモチャとの葛藤と友情の物語。
「一番の座」をとられそうになる不安で、
誰からも愛されるキャラクターがゆがんでしまうカウボーイ、
自分のアイデンディティを全否定され、持っている力も発揮できなくなる宇宙飛行士。
「トイ・ストーリー(オモチャの話)」だけど、
そこには、人間の世界がたくさんちりばめられている。
だからこそ、子どもだけでなく、大人までひきこまれるのだと思います。
愛情に包まれている家と殺伐とした家の、子どもたちの様子も対比されていて、
ちょっと切ないというか、胸が痛くなるシーンもあります。
そこへもってきて、吹き替え版! 
唐沢寿明と所ジョージのかけあいが見事。
吹き替え・字幕比べてみると、吹き替え版の方が完成度が高い。
私、俳優が声優に抜擢されるの、あんまり好きじゃない方ですが、
この二人は別格です。ほとんど登場人物と一体化してる。
子どもと見る洋画というのは、どうしても字幕でなくて吹き替えになってしまう。
字幕のよさを知っているオトナにとっては、けっこうツライですよね。
でも、これは吹き替え版が上!
考えてみれば、アニメなんだから「誰かの代わりの声優」じゃないんだもんね。
英語版の声優より、絶対ウマイです。
私は以前住んでいたところで「1人1000円で見られる」というイベントがあって、
家族4人で観に行ってから、もうヤミツキで、
何かというと「カンシャ、エイエンニ」とマネをしています。
(観たことあるヒトにはわかるでしょう)
テレビで放映されるときは、必ず見てます。
いつ見てもハラハラドキドキ。
いつ見ても、ハートウォーミング。
いつ見てもワッハッハ。
楽しくて、癒される、ステキなストーリーです。

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