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「ゲーテの恋」@シネマナビ352


【送料無料】ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~ [ アレクサンダー・フェーリング ]
命がけの恋が、文学青年を脱皮させた
監督:フィリップ・シュテルツェル
配給:ギャガGAGA★
ストーリー●18世紀のドイツ。
ゲーテは法律を学んでいるが、実は作家を目指している。
意気揚々と出版社に作品を送るも、「才能が感じられない」との返事に落胆。
夢見がちな息子に堅実な生活を求める父親は失意の息子に対し、
田舎町ヴェッツラーに赴いて裁判所の見習い実習生として働くことを命じる。
ゲーテは退屈な日常の中、シャルロッテと出会って激しい恋におちる。
だがシャルロッテには縁談が進んでおり、その相手はゲーテの上司ケストナーだった。

ドイツの文豪ゲーテの初期の作品「若きウェルテルの悩み」は、
その大半が彼の原体験をもとにして書かれたことでも有名だ。
映画はゲーテの当時の実人生を丁寧になぞりつつ、
社会に羽ばたいたばかりの若者の、いかに人生を生きるべきか、
果たして自分は今のままでよいのか、と
夢と現実のはざまで葛藤するエネルギッシュな姿を描いている。
「若きウェルテル…」の主人公は失恋から自殺してしまうが、
実際のゲーテは、この「挫折」を作家への肥やしとして立ち直る。
薄暗い独房でペンを走らせるシーンは、
ゲーテの熱情、すべてを失っても湧き上がる創作への意欲を感じる鬼気迫るシーンだ。
美しいドイツの森の中で繰り広げられる恋人たちの胸の高鳴り、
仕事場での鬱屈した雰囲気、若者たちのバカ騒ぎなどなど、
18世紀を舞台にしつつも現代に通じるものがあって、
若い人にも、かつて若かった人にもおすすめの、青春の薫り高い作品である。

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