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東京国立博物館・東洋館でミイラを見た!

10月9日は東京国立博物館の「法隆寺宝物館」を紹介しましたが、
今日は、「東洋館」を。
国立博物館は、正門を入って正面が本館(日本ギャラリー)、
向かって左に表慶館、その奥が法隆寺宝物館、
そして向かって右に東洋館があります。
最初に法隆寺宝物館に行って「7~8世紀」のものに飛鳥時代のロマンを感じ、
すっかり時空を越えていい気持ちになっていた私は、
東洋館に足を踏み入れたとたん、ガーン!!
1階は仏像(石像)が陳列されているのですが、
そこからすぐの中2階はエジプトとメソポタミアの遺物が展示されています。
くさび形文字が彫られている石のかけら。
ちゃんと「翻訳」された紙が脇にあって、
「ロバ○頭・・・」というのもあれば、
「この神殿を、○×(女性)のために作った」などというのもあります。
ひぇ~、どうしてこんなのわかっちゃうんだろう??
そして、
かたわらにあったネームには「紀元前20世紀」と書いてある。
前20世紀って、今から4000年前???
今から1300年前のロマンにひたっていた私は、
何だか頭がクラクラしてきてしまいました。
その上、
中2階までの幅広階段を上がるとすぐのところに、
棺のようなものが・・・。
照明が落とし目になっているのでよく見えない。
近づいてみると・・・うう・・・しゃれこうべ・・・丸見え~。
私、手術の模様とか、そういうの見て卒倒するようなタマじゃないんですが、
それから、つるつるピカピカの白い骸骨とかはまったく平気なんですが、
このミイラさんはちょっと・・・リアルすぎるというか、肉感的というか・・・正視できませんでした。
ギャラリーの奥の方で安らかに眠っていていただきたいなー。
階段上がったら「はいこんにちは~!」みたいな置き方、どうなのよ??
今回は、はっきり言ってすぐに失敬してしまったので、
プレートも何もちゃんと見ていません。
どなたのなきがらなのかもよくわからん。
今度行ったら、もうちょっと冷静に拝見いたします。
他にも中国、朝鮮半島、西アジア、カンボジア、インドなどのものが。
1階に展示してある石の仏像レリーフは見事でした。
なぜそれが日本にあるのか、なぜ日本で重要文化財指定になっているのか、という疑問は、
こうした博物館を訪れるたびに湧き上がります。
(大英博物館やルーブルにエジプトの文化財がずらりと並んでいるのと同じ)
でも
アフガンやイラクで破壊されずにここで保存されたと思うと、
よかったような気も。
中には平和的に譲られたもの、交換したものもあるでしょうが、
中国の奥地にあった石像が一日本人の名前で「寄贈」されていたりするプレートを見るにつけ、
「既成事実」として日本のものになっている文化財も多いと推察されます。
どうやって切り取られ、どうやって運ばれたのか、
それを想像すると、申し訳ない気持ちにもなりますが、
どうか「ぶんどって、自分たちだけで楽しんで」と責めないでください。
今は、それぞれの国が協力し合って、人類の全体の遺産として各地で保存し、
こうした考古学的な文化財についての知識と理解を深めるという共通の目的のために
平和的に共有していると考えられるといいな、と思います。
でも、私たちも、どうしてこれらがここにあるのか、
今までの歴史をよく学ぶ必要があると思います。

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