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「銭ゲバ」は打ち切りだったの?

先日、最終回を終えた「銭ゲバ」については、
二度ほど書いたが(、1月20日3月16日)、
第9話で完結したことについて、打ち切り説が流れている。
同じ時期のドラマ「神の雫」が低視聴率で打ち切りだったというのは
ニュースなどでも触れられていたけれど、
「銭ゲバ」もそうだったのか?
一説に、あまりに暗い内容に苦情が殺到、
二説に、格差社会や派遣切りなど、
    企業を悪者にする点からスポンサーがつかず資金不足、
など、いろいろ噂は出ているが、定かな情報には行き当たらなかった。
しかし、
「え? なんで自殺?」の説明不足を考えると、
多少中を抜いて最初の構想より短くしたという可能性は考えられる。
スポンサーが足踏み、というのはなんとなくわかるが、
「暗すぎる」というのはどうだろう。
暗いという点では、
今日最終回を迎える「ありふれた奇跡」のほうが暗いだろう。
ちがうか、あれは「地味」か?
人間っていうのは、難しいものだなー。
毎日のように殺人を扱ったドラマが放送され、
あるいは派手なアクションシーンでたくさんの人たちがいっぺんに死ぬ場面が横行し、
そういうものにはそれこそ不感症になっているのに、
「銭ゲバ」で人間の奥底の悪のようなものを見せられると
苦情が来たり、それに抗しきれなくなったりするものなのかしら。
私は、椎名パパが
てっきり風太郎の上をいく「悪」になって風太郎を揺るがすもんだと思っていた。
そういう「悪よりすごい悪」は、
テレビドラマにはなじまないってことかしら。
そういえば若いとき緒方拳主演ということに惹かれ、
「復讐するは我にあり」を映画館で見たんだけど、
これでもかっていうくらい殺伐とした映画で、
なーんか、「どうして見ちゃったんだろう」みたいな気持ちになったことを思い出す。
私がお金出して見た映画の中では、
これと、今は「相棒」で大ブレークの水谷豊主演「青春の殺人者」が
殺人現場に居合わせましたっていう辛さでは双璧です。
その人によって耐えられる「悪」って違うのよね。
「冷酷殺人不感症」になっちゃったのは、私のほうなのかもしれません。

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