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熊川リベンジの「海賊」、キャスト発表

Kバレエの公式HPが更新され、
7月30日~8月3日に文京シビックホール上演される『海賊』の主要キャストが発表されました!
熊川哲也、アリ役で4日間出ます。
他のアリ役として、前回も踊ったアレクサンドル・ブーベルのほか、
artistから荒井英之が抜擢されているのが目を引きます。
彼は「第九」の第一楽章を踊っていたもよう。
(みんなモジモジ君みたいだったので、顔とかわからなかったけど)
…と思ったら、キャスト変更! 荒井さんは降板、代わりに遅沢さんがアリも踊ります。
コンラッドはスチュアート・キャシディのほか、清水健太、宮尾俊太郎、
ランケデムは輪島拓也、宮尾俊太郎、遅沢祐介、
ビルバントにビヤンバ・ボットバルト、杜海、(遅沢さんは、アリとランケデムに)
メドゥーラに吉田都、荒井祐子、松岡梨絵、浅川紫織、
グルナーラに荒井祐子、中村祥子、樋口ゆり、松岡梨絵、
パシャにルーク・ヘイドン。
前回、ものすごくよかった荒井祐子のグルナーラにもう一度会いたい!
でも初参戦の中村祥子のグルナーラも見逃せない。
荒井さん、松岡さんは、メドゥーラもグルナーラもやるので、演じ分けに興味深々。
宮尾さんも、コンラッド・ランケデムのどちらもやる。
遅沢さんは、ランケデムとアリを踊ることに。去年の橋本さんと同じパターンですね。
個人的には、宮尾さんのコンラッド遅沢さんのビルバントに興味ありだった。
特に、前回はイマイチ造形が浅かったビルバントを、
遅沢さんの表現力で掘り下げてほしかったのですが、一足跳びに、アリ役ゲットですね。
宮尾さんは、清清しさとスケールの大きさを持っているので、
コンラッドの天衣無縫な感じがぴったりなのでは?
ランケデムのワルぶりは、前回でお墨付きなのは、いうまでもありません。
・・・こうして、去年の『海賊』を思い出しながら書いていると、
ワクワク感が湧き上がってきます。
きっと、踊るダンサーたちも、同じようにワクワクしているのではないでしょうか。
このプロダクションには、そんなふうに人を惹きつける楽しさがあるような気がします。
これだけ脇のキャラが立っている物語も珍しい。
今読んでいるローレンス・オリヴィエの『演技について』という本の中に、
「上手(かみて)に立つ第三の槍持ちは、
 この劇は第三の槍持ちについての作品だと信じなければならない」

という言葉が載っていました。
舞台というものは主役だけでなく、
板の上の全員が「オレこそ主役」という気持ちで役作りをして
初めて成功するのだと説いているくだりです。
アリが出てくれば、忠実な僕べであるアリが、
コンラッドが出てくれば、海賊のキャプテンでみなを率いるコンラッドが、
メドゥーラが出てくれば、美しく誇り高いメドゥーラが、
グルナーラが出てくれば、鎖につながれ打ちひしがれるグルナーラが、
ランケデムが出てくれば、アリに負けず劣らず跳び、回るランケデムが、
ビルバントが出てくれば、上昇志向が強く抜け目のないビルバントが、
パシャが出てくれば、女奴隷たちをはべらせるパシャが、
それぞれの物語と性格を披露して最高のスポットライトを浴びることができる、
素晴らしい夢のステージ。
それが、Kバレエの『海賊』です。
一般発売は5/24より。
キャスト発表だけでこんなに気持ちが盛り上がったのは、初めてかも。

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