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10月・カンゲキのまとめ

10月は、恒例東京国際映画祭開催月。
ほかにもいろいろ目白押しで、大変でした。
舞台は歌舞伎4、素浄瑠璃2、バレエ1、ミュージカル1、演劇3で、11本。
ほかに片岡愛之助の「雨の五郎」と市村萬次郎親子によるワークショップがありました。
映画は歌舞伎座スペシャルナイトの1本を含めて9本。へろへろです。
【歌舞伎・文楽など】
10月公演・通し狂言「伊勢音頭恋寝刃」@国立劇場大劇場
芸術祭十月大歌舞伎(昼の部)「音羽屋嶽だんまり/矢の根/一條大蔵卿/文七元結」@歌舞伎座
芸術祭十月大歌舞伎(夜の部)「阿古屋/髪結新三」@歌舞伎座
スーパー歌舞伎2「ワンピース」@新橋演舞場
女流義太夫竹本越孝演奏会「ふたり勝頼」(勝頼切腹の段)@浅草木馬亭
「三茶三味~三味線音楽を聴く」@世田谷パブリックシアター
【バレエ・ダンス】
日本舞踊&バレエ「出会い~信長NOBUNAGA」@国立劇場小劇場
【ミュージカル】
「ラ・マンチャの男」@帝国劇場
【演劇】
「Needles and Opium 針とアヘン」@世田谷パブリックシアター
「いとしの儚」@座・高円寺
「配達されない手紙たち」@中野 ザ・ポケット
【イベント・ワークショップ】
「Kabuki for Everyone・みんなの歌舞伎」@港区立赤坂区民センター区民ホール
【東京国際映画祭】
スペシャルナイト「雨の五郎」「虎の尾を踏む男達」@歌舞伎座
オープニング作品「ザ・ウォーク」
「亀岡拓次」
「FOUJITA」
「神様の思し召し」
「私の血に流れる血」
「ガールズハウス」
「ジャイ・ホー A.I.ラフマーンの世界」
「さようなら」
今月の最優秀作品賞は・・・って選ぶのも大変ですが、
1本、といわれれば、「ワンピース」
原作を知ってても知らなくても、老若男女、観終わった人が全員「よかった~!」と笑顔になって帰った!
特に第二幕は、5分ごとに歓声が轟く!
アニメから飛び出したような恰好だけど、
歌舞伎的には「白浪五人男」から入って「碇知盛」に達し、「毛剃」に抜ける格好。
そこに宝塚あり、「ラ・カージュ・オ・フォール」あり「SHOCK!」あり。
人は飛ぶ、クジラは泳ぐ、水は舞う!
坂東巳之助が三役大活躍で、とくにボン・クレーの造形は二次元を越えた完成度!
誰もマネできないほど完璧!
同じく、浅野和之のイワンコフもまれにみる怪演。
中村隼人のイナズマンが悩殺イケメンでかっこよすぎ!
それでも最後は市川右近の船長が全部もっていく、という、
もう絶対観てください!的作品に仕上がっております。
ほかにルパージュの「針とアヘン」
完璧すぎる映像と舞台の合体、オシャレすぎるキュービックの使い方に脱帽!
MVPはもっと大変。
でもやっぱり「NOBUNAGA」のルジマートフでしょう。
「ワンピース」が「歌舞伎とは何か」をつきつけるとしたら、
「NOBUNAGA」は「バレエとは何か」をつきつける。
国立劇場小劇場の花道を進むルジマートフの「神の肉体美」に触れたら、
彼そのものが「バレエ」である、としかいえない!
作品自体が素晴らしかったし、岩田守弘もよかったけど、やっぱルジの存在感でしょう。
ベストパフォーマンス賞には、
「阿古屋」の坂東玉三郎に。胡弓の演奏が異次元の素晴らしさでした。
歌舞伎座の全聴衆が、丈の指先に集中するジワ!
息をつめた静寂の中に震えるピアニッシモの弦のゆらぎ!
もうこれ以上ない、という演奏でした。
「ラ・マンチャの男」の幸四郎も神の領域。
前回観たときより体力的にかなり弱っていることが見てとれましたが、
それが「キホーテ」という老境の物語にさらにリアリティを与えています。
とはいえ、歌声は健在。
朗々たる甘くうるおいのある幸四郎の声は天下逸品です。
私が観た回は非常に盛り上がり、カーテンコールで「見果てぬ夢」英語バージョンも歌ってくれました。
映画は圧倒的に「さようなら」がよかった。
平田オリザの「静かな演劇」をこんなふうに映像化した監督に乾杯。
(主演女優は舞台と同じ)
ラフマーンの音楽が好きな人には「ジャイ・ホー」が楽し過ぎる!

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