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2月・カンゲキのまとめ

今月は、歌舞伎2(3)、文楽4(5)、能狂言1、ダンス・バレエ3で10(12)、映画は試写を4でした。初世尾上辰之助追善公演と銘打った歌舞伎座の充実ぶりは凄かった! 「50、60は洟たれ小僧」を見せつけた、70代人間国宝の面々恐るべし!

【歌舞伎】

二月大歌舞伎(昼の部)(すし屋/暗闇の丑松/団子売り)(歌舞伎座)
二月大歌舞伎(夜の部)(熊谷陣屋/當年祝春駒/名月八幡祭)(歌舞伎座)
【文楽】
2月公演第一部(桂川連理柵)(国立劇場小劇場)
2月公演第二部(大経師昔暦)(国立劇場小劇場)
2月公演第一部(中将姫雪責/阿古屋琴責)(国立劇場小劇場)
赤坂文楽(生写朝顔話)(赤坂区民ホール)
【その他の伝統芸能】
能楽鑑賞会「梟山伏/東北」(赤坂区民センター区民ホール)
【ダンス・バレエ】
Kバレエ「第九」(オーチャードホール)
Noism「R.O.O.M/鑑の中の鏡」(吉祥寺シアター)
「HANAGO-花子―」(セルリアン能楽堂)
【試写】
シネマ歌舞伎「桜の森の満開の下」
「ブラッククランスマン」
「少年たち」
「ある少年の告白」
今回は、MVPとか言ってられないほど素晴らしい公演が多かったです。
歌舞伎では、吉右衛門の「熊谷陣屋」、仁左衛門の「すし屋」、菊五郎の「暗闇の丑松」
いずれも、もうこれ以降は見られないんじゃないかっていうくらい渾身の舞台でした。
文楽「阿古屋琴責」三業が一体となって、一分の隙もない緊張感は、同じ演目・同じ出演者ではありましたが、1月の大阪より上だったと思います。
その上「雪責め」の蓑助が、この世のものとも思われぬ遣いをなさいまして、雪の中折檻されて息も絶え絶えの中将姫を見ながら、「もうやめて、死んじゃう!」と本気で思うほど。人形なのに。
さらにバレエ・ダンスも充実。特にNoismの「R.O.O.M」は、最高の技術を持つダンサーの技量を、コンテンポラリーとエンターテインメントを一つにした度肝を抜く演出で生かしたステージで、「見逃さないで本当によかった!」と思える最高峰のダンスでした。

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