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9月・カンゲキのまとめ

【舞台】
9/2 松尾子供歌舞伎25周年記念公演@国立劇場(小ホール)
9/7 七月大歌舞伎(中村勘九郎襲名公演)夜の部@松竹座
9/8 七月大歌舞伎(中村勘九郎襲名公演)昼の部@松竹座
9/30 シノハラステージング「大怪獣物語」@戸野廣浩司記念劇場(西日暮里)
先月やってしまったぎっくり腰養生のため、
今月は4本。
連続外出を避けたり、マチソワやめたり、
用事も1日に複数かけもたないようにしたり、仕事もセーブしました。
とはいえ、いただいた本執筆のお仕事の準備で、
ものすごい勢いで本を読んだりCDを聞いたり、という日々。
それもあって後半はさらに無理をしないように気をつけました。
気がかりは、「レーピン展」に行けてないこと。
家にいた分、HPの作成に力を注ぐ。
独自ドメインを取得してから2年、ようやく形になりました。
お仕事の関係のものをわかりやすくまとめていますが、
こちらのブログで書きためたレビューをテーマごとに掘り起こしたり、
リンクして読みやすくしたりもしています。
これからもレビューを書くのはこちらのブログを利用しつつ、
仕事面も含め、これからはHPを起点とした発信に転換していくつもりです。
とにかく、このブログの目次をなんとかしなくちゃ。
ということで、
「今月のMVP」などというほど見ていないのですが、
今月の最優秀作品は、「瞼の母」
番場の忠太郎を演じた中村勘九郎は絶品でした。
また、おはま役の玉三郎が演じる母親の心理の、おぞましいほどのリアルさに、
長谷川伸という人が自分の身の上を重ねて書いたこの本の
深さ、哀しさを思った。
MVPは、その忠太郎の中村勘九郎に。
当たり役だね~。
たとえば、荒川の佐吉は、仁左衛門しかいない、と思っていたが
染五郎がその後をきっちり継いでくれそう。
番場の忠太郎も今までいろんな名優がやってきたけれど、
次代は勘九郎で決まり!ってくらい非の打ちどころがない。
ヤクザの話にはなってるけれど、
誰もが共有できる親と子の間の熱すぎるゆえにすれ違う思いというものを、
よく体現できているから感情移入できるのよね。
これらは「歌舞伎」というより「新歌舞伎」、
ほとんどテレビや映画の「時代劇」と同じくくり。
吉右衛門の「鬼平犯科帳」みたいにテレビで勘九郎が時代劇をリードする日が
間違いなく来ると思います。

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