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「アレックス・ライダー」

イギリス発、世界を席捲したお化け作品『ハリー・ポッター』も
いよいよ最終巻に到達。
次なる「カネのなる木」を模索していた業界人たちが探し当てたのが、この
アレックス・ライダー』シリーズ。
“女王陛下の少年スパイ!アレックス”は高校生アレックス・ライダーが主人公。
両親を亡くし、伯父イアン・ライダーと住んでいたが
その伯父が「出張先」で死んで初めて、
今まで銀行家だと思っていた伯父が、実は国家のスパイだったことを知る。
まだ高校生とはいえ、幼少からあらゆる武道やスポーツにたけ、
(それは伯父による密かなスパイ養成トレーニングの賜物だった!)
アレックスは乞われて伯父の任務を引き継ぐことになり、
ここに女王陛下の少年スパイ、アレックス・ライダーが誕生する。
もちろん「女王陛下の」と銘打つくらいですから、
ジェームス・ボンドの007を強く意識して作られています。
敵地に潜入するアレックスに手渡される「グッズ」には、
現代らしいハイテクアイテム満載。
「名探偵コナン」で工藤新一が阿笠博士に作ってもらう秘密兵器みたいなノリで、
子どもがほしくなりそうなテイスト。
そう、この「アレックス」シリーズは、
「ハリー・ポッター」同様「一応児童向け」ですので。
2000年に発表された本映画の原作『ストームブレイカー』を皮切りに、
すでに何作も発表され、売れまくっている。
その原作者、アンソニー・ホロビッツは売れっ子脚本家。
だからこの映画でも、自ら脚色を担当。
その出自を考えれば、最初から自分の頭にあった「絵」を再現した、ともいえるでしょう。
「ロンドンってなんて美しいの!?」と思わせる映像から始まるこの映画、
ロンドンの市内をフルに使ってのロケは圧巻。
かの地を訪れたことのある人なら、「あ、あそこ知ってる!」の連続となること請け合い。
ストーリー的には、
次作へつなげる序曲的な役割も強く、
今回は「スパイという領域にいつの間にか巻き込まれる高校生」という作りなので、
緻密かつよりよい刺激を求め続けている方々には、ちょっと物足りないかもしれません。
何といっても“児童文学の映画化”ですので、
その点はご容赦を。
今はわけもわからず「スパイ」にさせられてしまったアレックスが、
とんでもない“上司”たちとどんなタッグを組んで
これからどう成長していくのか、
そのあたりが楽しみになるような仕上がりになっています。
主役の金髪イケメン、アレックス・ライダー役に映画初主演のアレックス・ベティファー、
冒頭ですぐに死んでしまうけれど、存在感で最後まで引っ張る伯父役にユアン・マクレガー。
(個人的には、ユアンが伯父さん役、というのが、時代を感じますねー)
敵のボスには、ミッキー・ローク。
敵方の女性に『チャーリーとチョコレート工場』で怪演したミッシー・パイル。
彼女は見事にデフォルメされた敵キャラを熱演。
次作からもからみそうな「不気味な敵」ヤッセン・グレゴヴィッチに、ダミアン・ルイス。
10/27から全国一斉ロードショーの予定です。
いじめ問題などにもちょっと言及して、
観客に思春期の子どもを意識した作りでもあります。
お父さんと男の子で見に行くのに、ちょうどいい映画、かな?
同名のゲームも出ています。
「ニンテンドーDS」は、映画の中でも大活躍。
実際、日本製のゲーム機が、軍事機密兵器に転用されかねないと、
輸出などで問題になるというニュースもあったっけ。わかる気がします。

【NDS】アレックスライダー:ストームブレイカー

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