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「ブレード・ランナー」ファイナルカット


ブレードランナー ファイナル・カット スペシャル・エディション(DVD) ◆20%OFF!
AMNのモニターキャンペーンに当選したので、
ワーナーオンデマンドに登録しました。
オンデマンドにはレンタルとセルがあり、
レンタルは48時間以内の視聴、セルは売り切りです。
映画のほか、海外ドラマなどもありますが、
私の好きな「ミュージカル」は、項目はあるものの作品が1個もなく、
ちょっとがっかり。
「ハリー・ポッター」シリーズはかなりありました。
「そんな彼なら捨てちゃえば」とかも。
そんななか、私は
「ブレード・ランナー」のファイナルカットを購入してみました。
この映画に関してはいろいろ評判を聞きながらも、
まことに恥ずかしながら初見であります。
まず音楽がいい。ヴァンゲリス。
闇と光と、洗練された夜景と雑然とした路地と。
どこか夢の世界のような浮遊感を、
ヴァンゲリスの音楽が助長する。
1980年台の映画とはとても思えない。
それ以降の映画が、この作品を模して、あるいは影響を受けて
作られたということがよくわかる。
こちらを後に見てしまったから、
逆に既視感さえ生まれるほどだ。
主役はハリソン・フォード。
地球に紛れ込んだレプリカント(精巧なロボット)を「処理する」ブレードランナー、
デッカード役だ。
しかし、
「処理される」ほうの男・バッティ(ルトガー・ハウアー)のかもし出す哀愁のほうが、
たまらなくカッコいい。
ハリソン・フォードがどちらかというと20世紀型の田舎のカウボーイ的だとすれば、
バッティは間違いなく21世紀的ヒーロー。
透明で、寡黙で、知的で、残酷で、クール。
話が進めば進むほど、人間でありながらレプリカントの味方をしたくなる私。
それに、
デッカードだって、もしかしたらレプリカントなんじゃない?って感じたりして。
視聴後いろいろなレビューをネットサーフィンしていたら、
やっぱりそういう考え方あるのね。
ファイナルカットはナレーションとかそぎ落とされていてわかりにくいけど、
ほかのヴァージョンではもっとそれが匂うものもあるとか。
原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」も面白いらしい。
著者のフィリップ・K・ディックは
「トータル・リコール」や「マイノリティ・リポート」の原作者でもある。
彼は「瞳」にこだわる人だな~。
それにしても。
日本語や漢字がガンガン出てくるこの映画、
本当に21世紀を先取りしている。
「強力わかもと」にはしてやられた。
「コカ・コーラ」とともに、世界の「わかもと」だったのね…。
「ブレード・ランナー」も初でしたが、
PCで映画を2時間見続ける、というのも初で、
いつも映画はソファにもたれて(あるいは寝そべって)見るので、
前傾姿勢を保ちながら2時間、それも画面のすぐそばっていうのが
ちょっと大変だったかなー。
といいつつ、次は何にしようか、と考えるのでありました。

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