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カンゲキのまとめ・10月

【歌舞伎】
十月大歌舞伎(昼の部)「野崎村/近江のお兼/三社祭/伊勢音頭恋寝刃」@歌舞伎座
十月大歌舞伎(夜の部)「寺子屋/吉野山/鰯賣戀曳網」@歌舞伎座
10月歌舞伎公演(通し狂言)「双蝶々曲輪日記」@国立劇場大劇場
十月花形歌舞伎(昼の部)「俊寛/金幣猿島郡」@新橋演舞場
十月花形歌舞伎(夜の部)「獨道中五十三驛」@新橋演舞場
【文楽・素浄瑠璃】
文楽素浄瑠璃の会「楠昔噺/寺子屋/重の井子別れ」@国立劇場小劇場
KAATx竹本駒之助公演(素浄瑠璃)「恨鮫鞘 無筆書置の段」@KAAT大スタジオ
二条城で楽しむ古典芸能(人形浄瑠璃)「二人禿/五条橋」@二条城二の丸御殿台所
【能・狂言】
狂言ござる乃座50th「山姥/狸腹鼓/狐塚」@国立能楽堂
【ダンス・バレエ】
Kバレエ「カルメン」(熊川/マルケス)@オーチャードホール
「ジキルとハイド/出口なし」(首藤/中村/りょう)@KAATホール
【演劇】
「炎 アンサンディ」@シアタートラム
【映画・試写】
「天国は本当にある」
「神は死んだのか」
「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」
【東京国際映画祭】
「アトリエの春」
「セルフメイド」
「救いたい」
【美術館・博物館】
「醍醐寺展」@松濤美術館
歌舞伎5、文楽・素浄瑠璃3、狂言1、ダンス・バレエ2、演劇1で12。
映画は試写3、東京国際映画祭3で6。
美術館は1でした。
今月・来月は、
十七世・十八世中村勘三郎の追善公演と
市川猿之助の花形公演が2カ月連続ということで、
歌舞伎の観劇が多かったです。
MVPは、
「ござる乃座」で大曲「狸腹鼓」を初めて演じた野村萬斎に。
今までに見た萬斎さんの狂言と、まったく異なるものを見せてもらいました。
最優秀作品には通し狂言「双蝶々曲輪日記」を。
染五郎さんの三役が非常にスムーズかつ説得力があり、
「相撲場」と「引き窓」のいずれもに力があった。
通し狂言としてのつくりが素晴らしかったのだと思います。
仁左衛門、玉三郎、勘九郎、七之助の「寺子屋」も絶品で、
特に前半、仁左衛門と勘九郎の間にはりつめた緊張の糸が片時もゆるまず見事です。
子殺しとか、敵討ちとか、お主のためとか、そういうものより
殺人計画を練る夫婦としての源蔵と戸浪のリアリティに
背筋がぞくっとした。
後半は、なんといっても玉三郎。
のみこんでものみこんでも、どうしても溢れ出る母の嘆きが哀れでした。
バレエは、「カルメン」については個別にレビューを書いてあります。
「出口なし/ジキルとハイド」で、首藤さんのダンスに見惚れました。
一時期より切れ味が鋭くなっているような気がする。
特にダンスパートの多かった「ジキルとハイド」は、再演ということもあってか完成度が高く、
見ごたえがありました。
「出口なし」は、
地味な印象が強い中村恩恵が演じるブルジョア夫人が思いのほかゴージャスでツボ。
登場したときのフィギュアだけで華麗さと危うさを醸し出していたからすごいと思った。
「炎/アンサンディ」については、別に書く予定です。

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