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3月・カンゲキのまとめ(4/1まで)

NYから帰ってきました。
ニューヨークでは、
11泊13日で、ブロードウェイミュージカル10本、
オフブロードウェイ1本、オペラ1本、ストレートプレイ1本
見てきました。
まずはそのご報告から。

【オン・ブロードウェウイ・ミュージカル】

3/23 「ライオン・キング」@ミンスコフ劇場
3/24 「オペラ座の怪人」@マジェスティック劇場
3/25 「メンフィス」@シューバート劇場
3/26 「ラ・カージュ・オ・フォール」@ロングエーカー劇場
3/26 「メアリー・ポピンズ」@ニュー・アムステルダム劇場
3/27 「ビリー・エリオット」@インペリアル劇場
3/27 「シカゴ」@アンバサダー劇場
3/28 「シスター・アクト」@ブロードウェィ劇場
3/29 「ウィキッド」@ガーシュイン劇場
4/1 「ワンダーランド」@マーキーズ劇場
【オフ・ブロードウェイ・ミュージカル】
3/30 「アヴェニューQ」@ニュー・ワールド・ステージ

【ストレート・プレイ】

3/30 「グッド・ピープル」@サミュエル・J・フリードマン劇場

【オペラ】

3/31 「トスカ」@メトロポリタン歌劇場

【ガイドツアー】

3/30 リンカーンセンター・ガイドツアー(日本語)
3/31 メトロポリタン劇場バックステージ・ガイトツアー(英語)
今回、どれも素晴らしい舞台でしたが、
そのなかでもブロードウェイミュージカル感激作品の上位としては
1.「メンフィス」
2.「ウィキッド」
3.「ライオン・キング」
4.「ビリー・エリオット」

私はこの順ですが、一緒に行った人たちの感想を聞いても、
この4つは、
好みで順位が入れ替わっても、すべての人が「よかった」と言います。
ブロードウェイの俳優達の底力と、脚本・演出・美術の質の高さに
ノックアウトです。
歌より踊りがすごかった「ビリー・エリオット」を除いて、
上の3作はすべてCDを買ってしまったほど。
あと、
舞台と一緒に呼吸し、喜怒哀楽をともにするNYの観客たちに、
MVPを贈りたいと思います。
彼らはお芝居を楽しむということをよく知っている。
リンカーンセンターのエイヴリーフィッシャーホールでは、
NYフィルのリハーサルも見せてもらいました。
リンカーンセンターは芸術の殿堂という感じで、メトロポリタン歌劇場(オペラ)、
エイヴリーフィッシャーホール(音楽)、デヴィッド・H・コック劇場(バレエ)、
ヴィヴィアン・ポーモント劇場、ジュリアード音楽院、
演劇・芸術関係の資料を集めたニューヨーク公共図書館分館などなど
素晴らしい芸術の集合体でした。
芸術を愛する人々の熱意と愛情と敬意とがあふれています。
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【美術館・図書館】

3/24 メトロポリタン美術館
3/29 ニューヨーク公共図書館
4/1 ザ・クロイスターズ(メトロポリタン美術館分館)

【観光地】

3/23 半日マンハッタン一周ツアー
3/28 自由の女神(リバティー島)→移民博物館(エリス島)
3/29 エンパイア・ステートビル
3/31 セントラルパークを馬車で一周
4/1 グランドセントラル駅

【教会】

3/22 セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂
3/27 ザ・グレーター・リフュージ・テンプル(ゴスペル礼拝)
3/29 セント・パトリック教会
3/29 セント・トマス教会
アメリカの知と財と芸術愛にノックアウトされたのは、
リンカーンセンターのほか、
ニューヨーク公共図書館(本館)と
メトロポリタン美術館の分館にあたるザ・クロイスターズ
ザ・クロイスターズは、中世ヨーロッパの歴史的建築物や美術品
とくにキリスト教関係のものを中心に置いてありますが、
教会のステンドグラスの窓や教会アーチの一部、立柱の一部を埋め込んで、
「ザ・クロイスターズ」という建物を作ってしまっています。
この空間は「美術館で見る」のと異なる、
素晴らしい体験をもたらしてくれます。
十字軍の騎士の石棺が、ステンドグラスのある一室に安置されている。
ドーム型の礼拝堂にキリストが磔にされている十字架が下がっている。
そういう「まるごと」の雰囲気を味わえます。
ハドソン川を見下ろす丘の上に、城塞を思わせるどっしりとしたつくり。
アメリカ合衆国に10~15世紀のキリスト教の歴史物はもちろんありません。
お金持ちたちが、自分のコレクションを
「自分たちだけが鑑賞する」という楽しみでなく
「みんなに見てもらう」うれしさのために提供してくれているのです。
もちろん、美術館もお金を出して買っているでしょうが、
お金持ちたちは、この美術館の運営のためにもお金を出しています。
今回の旅は、
ニューヨークという町の文化が、
お金持ちの良識と芸術への敬愛によって構築され支えられている、
それを痛感する旅でした。
その恩恵に浴しているな~、とつくづく。
(すごい、という気持ちのほかに、ちょっとチクっとするものもあり、複雑)
マンハッタン島でも最北端に近い190th Streetですが、
宗教美術に関心のある人は、絶対に行くべき。
地下鉄で行けますし、Atrain(快速)を使えば、思ったより近く感じます。
時間のたっぷりある人は、
メトロポリタン美術館の本館から4番のバス1本で行けます。
片道1時間以上は覚悟してほしいですが、
町並みを見ながらのバス旅行と思えば、道中もカンゲキの宝庫です。
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離日までの日本でのカンゲキのまとめも記しておきます。
3/2 「刈穂の庭」@笹塚ファクトリー
3/9 「死刑執行人」@テアトルBONBON
3/10 Kバレエ「真夏の夜の夢/ピーターラビットの楽しい仲間たち」@オーチャードホール
【中止のため払い戻し】
3/11 「日本人のへそ」@シアターコクーン
3/17 「絵本合法衢」@国立劇場
月の後半はニューヨーク行きがあるのと、
それまでに仕事と確定申告を終わらせておかなければならないため、
あまりチケットは取っていなかったとはいえ、
こうして今振り返ってみると、
あまりにも遠い話になってしまっているな、と改めて思います。
震災直後は自分でも観劇をする気分になれなかったのですが、
片岡仁左衛門の南北ものを見られなかったのは、本当に残念です。
井上ひさしの「日本人のへそ」も見たかった。
「死刑執行人」もKバレエの公演も、
震災当日にも公演があり、
続行か中止か、振替えか払い戻しか、
いろいろと難しい問題を抱えながらも
劇場とは、公演とは、初めてのシチュエーションの中、
一生懸命考えて対処方法を考えてくれました。
そのことに、
まずは敬意と感謝をしたいと思います。
これからしばらくの間、
舞台関係は試練の日が続くと思います。
特に大きな劇場でやる場合は、電気の関係がありますので。
でも
以前に書いたように「なにもこんなときに」ではなく「こんなときこそ」、舞台です
舞台は人間を励ましてくれる。
舞台は人間を解放してくれる。
舞台は人間に希望をくれる。
私はこれからも舞台公演を応援していきたいと思います。
それぞれのレビューは、また改めて。
とりあえず、「ただいま!ニッポン」のご報告まで。

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