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see☆sea☆フォッシー@TMA海の日イベント

歌で青山郁代、
演技で関谷春子、
そしてダンスでは、4期生のグループ「see☆sea☆フォッシー」がよかった。
「シカゴ」「オール・ザット・ジャズ」など、
フォッシーのミュージカルナンバーを組み合わせてオリジナルのショーを作った。
構成もメンバーで考えたという。
長身の女性2人に男性1人、小柄の女性3人の6人の特長をよく見極め、
ダンスのうまい人、歌のうまい人、コミカルな演技のできる人、と
各人を適材適所でフィーチャー、
バランスがとれて完成度が高かった。
何より、エンターテインメントで最も大切なこと「楽しむ」を
お客さんに与えたところが素晴らしい。
中でも目だったのは、豊城礼。
長身でグラマラス、目は燃えるように挑発的、
そこで思いっきり解放的なお色気で踊られるからひきつけられないわけがない。
スタイリッシュな序盤の曲では全体のバランスを考え控えめだったが、
終盤に向け、ラテンのリズムに乗って勢いがつき、
ダンスもどんどんよくなっていった。
人を喜ばせる踊りを、彼女は知っている。
でも、仲間内でセンターを踊ることで満足していたら、前には進めない。
「目立つダンサー」から「ミュージカル俳優」へ。
もう一段階段を上ってほしい。
私は彼女の声も好きなので、力をつけてほしいと思う。
山岸麻美子は、さすがに歌のうまいところを聞かせた。
彼女は今期「レ・ミゼラブル」のオーディションに合格、
アンサンブルで出演が決まっている。
今回の「レ・ミゼラブル」は大々的にオーディションを行ったが、
TMAの卒業生では3期の平田愛咲がエポニーヌを射止めた。
ほかに、コゼット役やマリウス役で最終段階までいった人も多い。
そこで受かった人と受からなかった人の差はどこにあるのか。
いわく言いがたいその「差」と「魅力」をまとうため、
若い力が日々努力している。
その努力が、どうか実りますように。
TMA関係は、明日で終える予定です。

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