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「ザ・キャラクター」特集@別冊+act(プラスアクト)


別冊+act.(vol.3)
東京芸術劇場で公演中の「ザ・キャラクター」
(野田秀樹作・演出)を観てきました。
会場で売っていた本の中から、
私が買ってきたのがこの別冊+act.(vol.3)
「ニッポンの演劇」と銘打ち、まるごと一冊演劇特集です。
巻頭特集が「野田秀樹という『ザ・キャラクター』」で、
野田秀樹のほかに
宮沢りえ、古田新太、藤井隆、美波、池内博之、チョウソンハ、
田中哲司、銀粉蝶、橋爪功など俳優陣と、
高都幸男(音楽)、黒田育世(振付)のスタッフ陣のロングインタビューが
ずーっと続き、
この舞台にかける思いが多角的に伝わってきます。
インタビューした時点で台本が全部できあがっていないものもあり、
これを読んでもネタバレにはなりませんが、
舞台を観てから読むと、とても味わい深い話になっています。
特にチョウソンハの語る野田秀樹分析は面白い。
作・演出・出演をこなす野田について、
この3つの役割を「一緒」にはやっていない、
「今は、台本を書き終えて‘作家’が終わりました、
 今度は‘演出家’として演出を考えます、
 そういうスイッチが、凄くはっきりていて(中略)」という観察は秀逸。
「こんなものを書き上げてしまいました。
 どこかに救いを作ろうとしたけれど、‘作家’がそうさせてくれませんでした。
 自分の立場や評価を顧みず、全てを捨てるつもりで、
 1年かけて書いてみました」

という、顔合わせでの野田のあいさつに触れているのも、チョウ。
まだ公演が始まったばかりです。
この舞台はネタバレしちゃうと「色」がついてしまう要素が大なので、
レビューは少し経ってから書くことにしました。
真っ白な気持ちで劇場へお越しください。
銀粉蝶は稽古中にケガをして、
現在は高橋惠子が代役で奮闘しています。
美波とチョウ、そして田中哲司が素晴らしい。
「+act」に戻ります。
いのうえひでのり、高田聖子、長塚圭史、堂本光一のインタビューもあり。
「今、劇場で観たいエンゲキ」という
‘主宰者または座付き作家が1970年以降の生まれ’という28劇団の紹介は
その視点も、選球眼も、内容も、素晴らしい。
こちらを巻頭にしたっていいくらいの充実ぶりです。

「エンゲキの世界をとことん知りたい方のため」のおススメ3冊
、とか、
コラムも面白い。
これで990円は、あまりにもおトク!
「買い」です。

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