アラジン スペシャル・エディション
1990年代に作られたディズニーのアニメには、力作が多い。
以前に紹介した「トイ・ストーリー」もそうだけど、
この「アラジン」だって負けてない。
「アラビアン・ナイト」ばりのイントロから、物語に引き込まれていく。
ではエキゾチックな雰囲気がウリかといえばさにあらず。
この映画は、何と言ってもランプの精・ジーニー! 彼のセリフまわしこそがすべてです。
だからこそ、アメリカさんも一流コメディアンであるロビン・ウィリアムスを声優に持ってきたのでしょう。
往年の有名人のモノマネなんかもちりばめられているので、
彼に白羽の矢が立てられたのではないかしら。
しかーし!!
私は敢えて字幕ではなく、吹替えでの鑑賞をおすすめします。
オリジナル版を凌駕しているとさえ思う。
少なくとも、日本人にとっての笑いのツボは、吹替え版の方がおさえてる!
「死んだ人を生き返らせてってのはダメ。キモチワルイでしょー!!」とか
「分身分身ブンシーン!!!」とか、
今でもそんなセリフを言ってはうちの家族はキャーキャー笑ってます。
「千夜一夜」のおどろおどろしさと、明るい若者達の恋と歌、
そしてジーニーがふりまく笑いの数々。
バランスがとれて、心のなごむ作品です。
子どもも喜ぶけど、カップルで見るのもいいんじゃないかな。
今、逮捕されている羽賀研二がアラジン役の声優をやっています。
彼の起用は当時も話題になりました。
いつも「話題」が先行する羽賀研二ですが、
私は、このアラジンの声は評価している。
悪くないです。
彼の逮捕で吹替え版の販売に影響が出ないことを祈ります。
(1993アメリカ)
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