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「海辺のポーリーヌ」


海辺のポーリーヌ(DVD) ◆20%OFF!
フランスの夏休み。
年上の従姉・マリオンに連れられて、
16歳のポーリーヌは海辺の空き家で夏を過ごすことになる。
美女でプロポーションも抜群のマリオンは、一度結婚に失敗。
今度こそ、最高の恋に出会って燃え上がりたいと思っている。
5年前こっぴどく振られたピエールは、
再会したマリオンに二度惚れ。
ガンガン言い寄るけれど、マリオンはハゲの民俗学者・アンリに夢中。
アンリは「ボクは家具も女もポータブルが好き」とか言っちゃうんだけど、
マリオンは「危険なオトコほど、魅力的~!」などと傾く傾く。
「ダメだよ、マリオン、
 あいつは不実だ。何でボクの愛を受け入れないの~??」
ピエール、
いいやつなんだけど、女の気持ち、ゼンゼンわかってません。
ポーリーヌはまだ幼さが残るおかっぱの少女。
でも、
マリオンとピエールとアンリ、大人の恋の鞘当に
いっぱしの意見なんか言っちゃいます。
そして、シルヴァンという年の近い男の子を好きになります。
フランス人は、ほんとに「愛」がお好き。
「愛」について、こんなに語りまくる映画って、そうそうないな、と思った。
ピエールがまくしたてるお説教も、
「ボクは彼女を悲しませたくない。優しすぎるんだ」とかいう
アンリの言い訳も、
すごく自然。そこがすごいな、と思う。
そう、愛は愚か。愛は狂気。
だけどラストでポーリーヌとマリオンが
理性でひと夏の愛を総括するところが、またいい。
けっこう、好きな映画でした。

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