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Kバレエ「シンデレラ」@オーチャードホール

やっぱり熊川哲也は、音楽分析の天才だと思った。
王子様が片方の靴と、もう一方の靴をゆっくり合わせるところで、
思わず感涙。
人が何を求めてバレエを観に来るのか、それを存分に自覚して作った
夢の舞台です。
とりあえず、これだけ。
あとから書き足す予定。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お待たせいたしました。
実は私、プロコフィエフのバレエ「シンデレラ」は大の苦手科目で、
シンデレラがホウキ持ちながら継母と義姉2人にいじられる場面で
すでに寝オチしてしまうことが常でした。
いっつもそうなので、
「こりゃ、プロコフィエフのこの音楽がダメなのかな」と思っていました。
ロミジュリは大丈夫なんだけどね。
でも、今回は一回も寝なかったよ! ていうか、
こういうのを「目も覚めるような」っていうんですかしら。
こんなに、
音楽と演出がマッチするなんて!……と、これは熊川振付でいつも思うこと。
今回のプロコフィエフにはかなり悪戦苦闘した、という話でしたが、
出来上がったものは素晴らしいものでした。
また、最初に出てきたシンデレラの「みすぼらしさ」と
舞踏会に向かおうというときの輝くばかりのゴージャスさとの対比!
舞踏会で踊ったパ・ド・ドゥを、
最後にみすぼらしい恰好のシンデレラと踊るのだけれど、
そのときは、シンデレラがきらきら光って見える。
これは、シンデレラの内面が2時間半できちんと描かれたから。
義母との関係も、
死んだ母の面影を抱いて、死んだ母の作ったドレスを見て、という彼女に
義母がいい顔しないっていう関係も納得できた。
そうなると、
魔法使いは死んだ母の化身とも考えられ、
すごく想像力の翼が広がってくる。
誰でも知っているシンデレラの話で、
誰もが期待するシーンをどうするかをちゃんとクリアして、
観客を夢の世界に連れていった熊川芸術監督に拍手。
今回は、オケもよかった。
Kバレエのダンサーは、またまた粒ぞろいになったのでは?
他の日に主役を踊る面々がソリストとして出ていたのも一因か。
とにかく、
オーチャードホール改修後第一弾として、
大成功の新振付だったと想います。
(ただねー、鹿男はどうなんだろ? ネズミじゃなくて鹿ってところはわかるけど)

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