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カンゲキのまとめ・12月

【歌舞伎】
12月歌舞伎公演「通し狂言・伊賀越道中双六」@国立劇場小劇場
十二月大歌舞伎(昼の部)「源平布引滝/幻武蔵/二人椀久」@歌舞伎座
【能・狂言】
第9回山井綱雄之會「橋弁慶/八句連歌/采女/遊行柳/高砂/安宅」@国立能楽堂
【文楽】
12月文楽公演「伽羅先代萩/紙子仕立両面鑑」@国立劇場小劇場
【ミュージカル】
「Once~ダブリンの街角で」@六本木・EXシアター
ミュージカル「モーツァルト!」(山崎/平野/香寿)@帝国劇場
ミュージカル「モーツァルト!」(井上/ソニン/香寿)@帝国劇場
【バレエ・ダンス】
ボリショイバレエ「ラ・バヤデール」@東京文化会館
スペイン国立ダンスカンパニー公演「堕ちた天使/ヘルマン・シュメルマン/
Sub/マイナス16/天井桟敷の人々」@KAAT
日本舞踊xオーケストラvlo.2「葵の上/ボレロ他」@東京文化会館
【映画】
「ゴーン・ガール」@新宿バルト9
歌舞伎2、能1、文楽1、ミュージカル3、バレエ2、ダンス(複合)1で10。
今月は、
最優秀作品賞「通し狂言・伊賀越道中双六」を。
岡崎の場で自分の子ども(乳児)を殺す吉右衛門の叫びにすべてが凝縮している。
吉右衛門の政右衛門・芝雀のお谷の切ない会話に落涙。
歌六の幸兵衛、米吉のお袖、菊之助の志津馬、又五郎の助平、
すべてのパズルがピタッとはまったゆるぎない座組みだからこそ上演できた逸品。
あえて「沼津」を削り、仇討ちの本筋だけを追った点も大きかったかもしれない。
MVPには、「源平布引滝」の片岡愛之助を。
いわゆる「義賢最期」である。
重厚な立ち回り、戸板倒しや仏倒れなど、ダイナミックな場面の応酬が見どころで、
そういう部分を段取りではなく、緩急とりまぜリアリティを出し、
客を引っ張ってしっかり見せる余裕が出てきた。
役者が大きく見えるところが彼の成長だと思う。
単に動きがどうの、ではなく、義賢という武士の大きさが見える。
「モーツァルト!」に関しては、別に書いた。
11月のカンゲキのまとめはこちら
10月のカンゲキのまとめはこちら

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