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「暗殺リトヴィネンコ事件」@シネマナビ

「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一髪」を見て
「ポロニウム210」って何?と思った人に。
放射能を飲まされた男の告発
「暗殺リトヴィネンコ事件」
監督:アレクセイ・ネクラーソフ
配給:スローラーナー
ストーリー●
2006年11月23日、
ロンドンに亡命中だった元FSB(ロシア連邦保安庁)中佐・
アレクサンドル・リトヴィネンコが死んだ。
彼の体内からはポロニウム210という高濃度の放射性物質が見つかる。
普通の死に方ではない。
これはロシア政権による暗殺か? もちろんプーチンは否定する。
しかしネクラーソフ監督は、リトヴィネンコの死の直前まで長期間取材を進めていた。
これは、リトヴィネンコが何のために祖国を追われたかを克明に記した
彼の映像遺書である。
(12/22より、ユーロスペースにて公開)
ロシアでは一体何が起きているのか。
画面から流れるニュースは、日本で見られないものばかりだ。
チェチェン問題など、ロシアの実態を世界に発信し続けていた人権派の女性ジャーナリストの
アンナ・ポリトコフスカヤも、殺されている。
死人に口なし。
だがリトヴィネンコはネクラーソフという「口」を得た。
革命以前に逆戻りしたかのような貧富の差とすさんだ社会が
ネクラーソフを悲しませる。
彼自身、チェチェン問題の真実を追いかけ、リトヴィネンコを擁護したことにより、
家を荒らされる。
ロシアから遠く離れたイギリスのアパートの一室、
祖国を愛し、その行く末を案じる二人の男が、
一筋の光ももれないよう注意を払いながら、深夜インタビューを続ける。
ソ連がロシアになっても、権力からの自由は存在しない。
*Webで読みやすいように、改行などの修正をしました。
*アンナ・ポリトフスカヤはオセチア行きの飛行機の中で毒を盛られましたが奇跡的に生還、
 しかしその後、自宅アパートエレベーター前で射殺されています。

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