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ザ・コミットメンツ （期間限定）(DVD) ◆20%OFF！
アイルランドの首都ダブリンで、若者たちが音楽によって成功しようと夢見る物語です。
監督のアラン・パーカーは有名な人で、「フェーム」とかを作りました。
封切られた時の邦題は「おれたちコミットメンツ」。
現在は原題そのままに「ザ・コミットメンツ」で売られているようですね。
この映画で私が一番好きな場面は、バンドをプロデュースしている主人公が、
デビューライブの前日、ヒゲを剃るのに鏡を見ながら
マスコミむけのインタビューの受け答えを想像して独り言を続けるところ。
誰にでもあるんだなー。成功の瞬間の予行演習。
とらぬタヌキの皮算用。
私も、1本も小説書いてないのに、芥川賞とった時の記者会見とかモウソウしたこと、あるもんね。
それも、何度も。
書いたものより、「予行演習」の方が、ずっと回数多いです、ハイ。
この映画を観に行った頃も、
長いことかかっていた初めてのシナリオを、ようやく書き終えたところだったので、
なおさらそういう思いを深くしたのかも。
「北アイルランド」という閉塞した地域性と不況の世相の中、
若者のフラストレーションが音楽となって噴出するようなこの映画、
夢も絶望もないまぜになって、それも、青春。
Ｒ＆Ｂの名曲満載で、それを彼らがエネルギー爆発の荒削りなタッチでシャウト！
だから映画とオリジナルサウンドトラックは、イコールともいえる。魂が震えます。
エアロビクスをやってた時は、これをかけては家で汗を流しておりました。
1991年、ＭＣＡレコードから出ています。
「ザ・コメットメンツ」オリジナル・サウンドトラック盤