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「ムトゥ 踊るマハラジャ」


あー、あの映画ね。・・・とか、見たことないのに言ってるアナタ。
インド映画のごった煮感覚にまどわされ、熱いメッセージを見逃したらソンですよ!
「ムトゥ 踊るマハラジャ」の、筋は簡単。
主役のムトゥは、みなし子だが実はマハラジャの息子。
そうとは知らず、自分を育ててくれたご主人のために、身を捨てて悪役と闘うという、
まぁ、どこにでもあるよう話です。
でも、歌あり笑いあり、活劇あり涙あり。
その起伏ある展開に、いつしかあなたも身を乗り出し、主人公のまっすぐな心根にうたれ、
応援しまくるでしょう。
主演のスーパースター・ラジニカーント(「スターにしきの」のように、必ず「スーパースター」とつける)は、
インディ・ジョーンズのように絶対不死身、と思ってください。
とにかく、正しい者が勝つ、これがインド映画の真髄です。
いきなり「ミュージックショウ」が始まって、衣装もセットもどんどん変わることにも、
そのうち慣れます。
「狸御殿」とか「ムーランルージュ」と同じだと思っていれば、全然違和感なく溶け込めます。
特に群舞のシーンは赤や黄色の衣装が目に鮮やかで、目を奪われます。
そこに流れる音楽が、一級品。
音楽監督ラフマーンのすごいところは、
いわゆるアメリカンポップスの粋をインド音楽と融合させたセンスの良さ。
ちっともクサくありません。これは、他のインド映画との決定的な差です。
このムトゥ 踊るマハラジャ / サントラは買いです。
私は映画館の帰りに売店でソッコー手に入れました。
天気のいい日、そうじのBGMなどには最適です。
勝手に足が踊って、そうじもはかどることうけあい。
気がつけば、「今日も元気にがんばろう!」的気分の高揚。
インド映画は、私の活力の源です。
友人に「インド映画の話をしているときのガムさんは、ヒトが違う」
「もしかしたら、前世はインド人?」
「いやいや、今も???」とか、言われることがある。
「ガムザッティ」というのも、実は、インドの女性の名前です。
この名の由来については、明日。
*2006年5月16日のMixi日記をもとに、書き直しました。

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