ね。
今、あたいが何考えてるか
わかる?
わからないの?
あんた、
あたいの絵を描いてるんでしょ?
だめね
画家失格じゃない?
ふふ…
愛してるって?
ウソおっしゃい
きのうのかわいい娘(こ)、
だあれ?
ほぅら…赤くなった…
男の言うことなんて…サ
……だけど……
やっぱりあたいも
あんたが好き
真珠よりもね…
ああん、
動くなっていったって、
疲れちゃったわよ
うふ…
キスしてくれたら
う・ご・か・な・い
1972年7月5日(水)
中学3年1学期の期末試験最終日が終わってその夜。
美術の教科書に載っていたコローの絵「真珠の女」にインスパイアされ、
4人の女友達でまわしていた交換日記に書いた作品。
少女にありがちな、まだしたことのない恋への憧れがつまっている。
他愛もないが、今書けと言われても、絶対書けない。
同じページに、コローの絵の模写も描いている。
(今見ると、かなりヘタ。Mixiにはそちらも載せよっかなー)
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現在、東京・上野の国立西洋美術館では、「コロー 光と追憶の変奏曲」展を開催しています。
(6月14日~8月31日)
上野公園に行くと、
バーン!と「真珠の女」の看板があったり、旗が掛かっていたりで、
イヤでもこの昔のことを思い出し、
なつかしくて交換日記を探して転記しました。
コローは、どちらかというと、風景画で有名。
けっこうボーっとした絵が多いんで、私はあまりインパクト受けたことないんですけど、
この「真珠の女」が見られるならーーー!!
…と、行ってまいりました。
「真珠の女」、やはりステキでしたよ。
ただ、
「真珠」っていうのは、額にかかった木の葉を真珠と見間違って
誰かが後からつけたタイトルだとか。
上の文章を書いたときも、
たしか「どう見ても、真珠はどこにもない。
この女性が真珠みたいだってことか、でなけりゃ真珠をとってる海女さんとか?」
・・・と、
勝手に海辺の漁村の娘さん、という設定にしたのを思い出します。
非常に展示作品数も豊富で、
とても楽しめる展覧会です。
タッチが優しいので、心がなごみます。
カップルで来ている人たちも多かった。
今なら、それほどひどく混んでもいません。
ゆっくり立ち止まって、好きな絵を好きなだけご覧になれます。
また、
特別展のチケットで常設展も見られるので、おトク。
国立西洋美術館の常設展示作品は、見ごたえがあります。
ぜひ、お時間をたっぷりとってご鑑賞ください。
*なんと!
知らなかったんですが、今日はコローさんのお誕生日だそうです!
そんな日にこの記事を書こうと思い、そしてその日に10万アクセス突破した私は、
もしかして、とっても幸運??
(でも、コローの誕生日って本当に今日なの? 諸説あるようで、ナゾ。
ていうか、国立西洋美術館さんの記述は記述で誤記みたいだし…)
今日コロー展に行くと、プレゼントがあるみたいですよ~。
(先着50名だから、もう無理かな?)
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