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サラ・ブライトマンと「オペラ座の怪人」


アンドリュー・ロイド・ウェバー・ソング・ブック2~ラヴ・チェンジズ・エヴリシング
昨日開幕した大阪世界陸上の開会式で、
サラ・ブライトマンが歌っていました。
彼女は、これまでも、よく「ただ一曲」のために日本に来てくれる人です。
歌ったのは、ホルストの「惑星」をアレンジした「Running」という歌。
サラ・ブライトマンの声は、「惑星」の部分でとても魅力を発揮していました。
サラは、もともとミュージカルスターでした。
「オペラ座の怪人」のクリスチーヌ役として、
アンドリュー・ロイド=ウェーバーに見出されたのが最初です。
以後、彼のミュージカルのディーヴァとして、数々の主役をこなしていきます。
アンドリューの別荘で、「オペラ座」のプレ公演が関係者だけの前で披露された時、
並居る大物たちの前で、サラはほとんど「小娘」。
おどおどと舞台の袖から現れ、紹介されても笑顔も出ないほどの緊張です。
けれど、あの「オペラ座」の名曲を歌い始めると、
そこには「小娘」ではなく、「クリスチーヌ」が現れる。
ちょうど、その他大勢のうちの一人にすぎなかったクリスチーヌが
一夜の代役によってプリマになったように、
サラもまた、
この日の成功によってスターダムへの階段を一段上り始めたのです。
アンドリューとサラの師弟関係は、やがて恋愛となり、結婚します。
サラというディーヴァに恵まれて、アンドリューの創作はいよいよ輝きを放ったといってもいいでしょう。
しかし、少し年の離れたこのカップルはやがて違う道を歩き出します。
「先生」につき従っていた「小娘」は、
いつか自我に目覚め、自分の思うがままに羽ばたきたくなるのです。
それは、
ちょうどクリスチーヌとエンジェルとの関係を彷彿させるものでもありますね。
一時期、ちょっと体重オーバーだったサラですが、
最近はまたすっきりしてきて、
一段と瞳の輝きが増したように思います。
「自分」を歩むことは覚悟のいること。けれど、
その道をしっかりつかんでしまえば、女は強く、そして美しいものです。
私にとって「オペラ座の怪人」は、語っても語っても足りないくらい思い入れの強い作品。
とりあえず今日は、サラ・ブライトマンと関係するところについてだけ、お話ししました。
物語として、音楽として、などは、また別の機会に。

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