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大地を守る会、11月にもネット通販開始

私が有機野菜を食べるようになったのは、
かれこれ、もう20年以上も前のこと。
その頃住んでいた団地の人に、
エレベーターで「この野菜食べてみませんか?」と声をかけられ
泥だらけの野菜がおいしかったのがきっかけで
千葉県・三里塚の農家からの共同購入に参加するようになりました。
「援農」といって、
生産者のお手伝いをするイベントに子どもと一緒に参加したこともあります。
「三里塚」って「あの」三里塚だったんだー、と
行ってみて初めて知った、とか(遅!)
鶏小屋の中に入って卵をとるのをやったんだけど、
小屋に入るとケージの鶏たちが一斉に騒ぎ出し、
「私の子どもをとらないで!」と叫んでいるようで、ものすごく恐ろしかった。
あれもいい経験だったと思います。
(こちらは放し飼いの有精卵ではなく、有機飼料による無精卵だから、
 厳密にいうと、これらの卵から子どもは生れませんが)
毎週水曜の夜になると、彼女の家の前に袋を持っていき、
さっき届いたばかりのコンテナの中の野菜を広げた新聞紙の上におきながら、
共同購入者の人数で分けていきます。
何が来るかは生産者まかせ。
その頃珍しかったエンツァイとか、スナップエンドウとか、
知らない野菜もいろいろ来ました。
掘りたて、摘みたて、卵も産みたて。
だからとってもおいしい。
家に帰ると、泥を落とし、洗ってから冷蔵庫へ。
じゃがいもやさつまいもは、泥つきのまま台所の隅へ。
手間はかかるけど、おいしいから続きましたね。
でも、共同購入だから、
仲間が減ると一人あたりの量が増える。
少ないのもつまらないけど、多いのは困るんです。
どんどんたまっていって、結局腐らせてしまうから。
LサイズのコンテナをSサイズにして、
最後は仲間が3人から2人になって、もう難しいということになり、
もうやめよう、ということになりました。
大地を守る会には
最初は調味料を買うために入りました。
毎日使うものだから、多少高くても、ということで。
しょうゆの味が違うのは感激でしたね。
そのころは、
今のような宅配ではなく、
やはり共同購入の形をとっていました。
ただし、ほしい食品を注文できるのがよくて、
しばらくは三里塚と大地の二本立ての時期が続きます。
大地のトラックが来ると、
「引き売り」というのがあって、
注文とは別に、余剰の野菜が積んであり、
その場で注文より安く買えるのが魅力でした。
生産量が少ないため注文表に載らないものもあり、
おいしいブドウとか、いろいろ買いました。
でも、
これって「昼間家にいる」がベースだからできるしくみ。
ここまで働く女性が多くなったらやっぱりちょっと無理がある。
少なくとも、
パートに出るのを機にやめる人は多かった。
それで、
「有機農法の生産者を支える運動」として始まった経緯から
人と人が触れ合える「共同購入」にずっとこだわってきた大地を守る会も、
「宅配」という選択肢を加えます。
そして。
今度はネット通販。
時の流れですね。
でも、それは悪いことではないと思います。
かつては一握りの意識を持った人たちの「運動」だったものが、
いまは純粋に「有機のものを食べたい」という「消費」になった。
有機が一般的になり、
パイが大きくなったからこその自然な流れです。
「食の安全」はいまや社会のキーワード。
大地は売り上げも伸ばしているとのことです。
(2009年3月期売上高は前年比10.5%増の159億円)
私は
一時期は週に15000円くらい買うヘビーユーザーで、
「エンゲル係数高すぎ!」な毎日でした。
前も書いたかもしれませんが、
天然酵母のパンを毎日焼き、
お味噌も有機の素材を買って年に一度、家で造り
それで半年は賄いました。
それから二度引っ越しましたが、
大地はずっと続けています。
うちの子どもたちは大きくなるまで、
8割くらいは有機だの無農薬だのの食品で育ったわけで、
まあこれは、私が親として子どもにしてやれた
誇れることの一つかな、と思っています。
ただ、
本格的に仕事をするようになってからは、
たった週に一度とはいえ、
注文表とにらめっこする時間がない。
来週食べるもの、を想像する力もないし、
大体、家で食べるのか食べないのか、
その量も予想がつかない。
それで、毎週豆腐とソーセージだけを定期的に買って、
あとは時々米とか調味料を
思い出したように注文するだけです。
ほかで買うもののほうが、ずっと多いです。
でも、
ネット通販になったら、
私も少しは注文が増えるかもしれませんね。
心配なのは、
注文が増えて質が保てるかという点。
顧客は爆発的に増えても、生産者はそうはいかない。
今年のように天候が不順だと、
生産量も少なくなるでしょうし。
「有機」というのは、無農薬プラス化学肥料不使用という、
無農薬野菜よりもっと基準が厳しいんです。
量を調達しようとすると、
その基準は少しブれるかもしれません。
そういうものは、
表示をしっかりすることで、消費者が理解したうえで選択すれば、
私は構わないのでは?と思います。
100かゼロか、ではなく、
できるだけゼロに近づけることでよくなることも多いから。
これを機に、
「有機」のほうに方向転換してくれる農家が増えることも、期待したいです。
注文するほうも、フツーの買い物と同じに考えてると
ビックリしますよ~。
けっこうあるんですよ「欠品」って。
頼んでも来ないの。
そのとき「なんで来ないの??プンプン」じゃなく、
「あー、農家の人、大変だなー」と思える人だけが、
有機食品とうまくおつきあいできます。
日照りの時は、涙を流し、
寒さの夏はおろおろ歩く…
大地を始めて何年か経って、
お米がものすごく不作になった年に、
初めて
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」このフレーズの
意味が分かった気がしました。
寒さの夏は、
おろおろ歩くしかないんだな、
人間は。
今年も天候が不順。
農家の人、ご苦労が多いでしょうが、
がんばってくださいね。
映画「未来の食卓」は8月8日から。ぜひご覧ください。
「もう遅すぎる」ということは、ありません。
誰でも、今から。できることから。

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