素晴らしかった、の一言に尽きる。
益子倭はプティの難解な振付に果敢に挑戦、丁寧に、そして気迫をもって踊り切りました。
パーフェクトとフルアウトを求める熊川によく従い、素晴らしいステージだったと思います。
彼は体格が熊川に似ているので、ときどき熊川が踊っているかのような錯覚をすら覚えました。
それほど、手の先、足の先まで魂がこもっていた。
見込まれてBallet Gentsに入りながらも、他のメンバーに比べるとまだまだ大役につけるチャンスが少ない益子ですが、この日の出来栄えは、きっとこれからの活躍への道を切り開く一歩となるでしょう。
最近、Kバレエを退団した男性ダンサーの舞台を観ましたが、やはりKバレエに居続けることで得られるものは計り知れない、と思いました。
どんなに才能があっても、高い理想を目指す芸術監督のもとで、常に超一流を意識しなければならないKバレエは、本当に素晴らしい鍛錬の場です。
すべての団員に敬意を表します。
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Kバレエ「アルルの女」(益子/毛利)
- 熊川哲也とKバレエカンパニー
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