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「赤毛のアン」

「国際連合活動支援クラシックライブ協会」については、
先日「環境ミュージカル 森は生きている」をご紹介しました。
その時、ちょっと触れた音楽劇『赤毛のアン』の東京公演が、
いよいよ東京フォーラムで行われます。(9/29,9/30)
大きなホールも必ず満員になる、人気の演目。
毎年出演者をオーディションで選び、
やる気と情熱さえあれば、舞台経験がまったくない人でも出演できるシステムになっています。
一方、劇団四季や宝塚劇団出身など、プロの役者も必ず参加、
今年は浜畑賢吉さん、榛名由梨さんが孤児のアンを引き取るマシュウ役・マリラ役として、脇を固めています。
浜畑さんと言えば、つい最近『ジキル&ハイド』で存在感をたっぷりと見せつけたばかり。
日本にこれだけのミュージカルファンを作った最初のインパクト『コーラス・ライン』の、
初代ザックをはじめ、そのキャリアといったら両の手ではまったく足りないほどです。
榛名由梨さんは、何といっても『ベルサイユのばら』。初代オスカルです!
去年のマリラは瀬戸内美八さん。宝塚出身の人は、マリラの他にも、ルシーラ役の調ゆうさんも。
そして、アン役、岡本茜さんも、宝塚出身です。
調さんも岡本さんも、トップスターまで上りつめる前に退団していますが、
それは「もっと幅を広げたい」「自分らしく羽ばたきたい」という思いから。
ルシーラのアリアは、どんな一流のミュージカルでも通用するクォリティです。
(私は、個人的には調さんで『オペラ座の怪人』の『プリマドンナ』を聞きたい!)
アン役の岡本さんは、退団後、イギリスに留学して声楽を学び直しています。
日本のブロードウェイ、有楽町界隈の劇場での主役は初めてですが、
『ジキル&ハイド』など、メジャーな公演に参加している実力派。
スウェーデン系のハーフということもあり、
透き通るような肌と深い瞳が印象的。
「アンの孤独を理解して演じたい」という意欲に、期待です。
協会代表で芸術監督の小池雅代さんは、
「演劇でいかに社会貢献、国際貢献ができるか?」をいつも考えている。
そして、「演劇は、完成度が高いほど観客にアピールする」というポリシーの持ち主。
どんなに意義のあることでも、
観客がついてこなければ理念だって伝わらない、というのだから、
シロウトも含め、関わっている子どもたちへの要求度はとんでもなく高い!
実は、私も最初は「友人が出演する」から、という
お義理でチケットとったんですが、
なかなかどうして、ものすごく楽しめたし、感動したし、考えさせられて、
その上最高のアーティストの演技も見られて、
今年もまた行くのであります!
子どもをミュージカルに連れて行くには、最適。
いわゆる「子どもダマシ」ではないから。
そして
「私もやってみたい!」などと娘さん、息子さんが目を輝かせたら、
来年は、あなたも、舞台の上です!
*写真は、8月末に行われた制作発表の時のもの。
この時、浜畑さんや榛名さんが、どんな気持ちでこの舞台に参加しているのかを聞きました。
その模様をリポートしたものが、来月初旬『Wife』の328号に掲載されるので、
興味のある人は、読んでみてください。

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