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「情痴アヴァンチュール」

情痴アヴァンチュール」。
すごいタイトルです。どんな話? 期待、高まります。
フランスの、パリの片隅のビデオライブラリー。
ひと言も喋らず、ただビデオの中の映像を眺めながら、
野心もなく夜中じゅうそこで働くジュリアン(ニコラ・デュヴォシェル)に、
幼なじみの恋人セシルとの日常より刺激的な非日常がふってわく。
ガブリエル役の主演女優・リュディヴィーヌ・サリエの執拗な眼差し。
裸足でマンションの前に立つガブリエルは、どうみても異常です。
そのガブリエルを追って、彼女の家に侵入しちゃうジュリアンも
はっきり言ってヘンです。
都会の生活者は、誰もが心の中に満たされぬ思いを持っている。
ブラックホールに吸い込まれそうな自分の前に現れた彼女。そして、彼。
ガブリエルが夢遊病者だということは、すぐにわかる。
でも、問題は「病気だ」という現実より、「なぜそうなったか」。
今は金持ちの愛人として高級マンションに子どもと住むガブリエル。
けれど、決して心は満たされていない。
では、ジュリアンとの出会いはガブリエルを幸せにしたか?
女って罪深い。
優しくしてくれる男に寄りかかるけれど、
ほしいのは、つれなくてもただ一人の男。
自分にまとわりつきながら、結局心は他の男に向くガブリエルを
ジュリアンはどう愛するのか?
哀しい恋の物語は、「情痴」というにはあまりにもまっすぐ。
衝撃の結末は、偶然か、必然か?
3月31日より、シネマスクエアとうきゅうなどで順次公開中です。
ところで、この映画はR-15指定ですが、
「R-15指定」ほどわけのわからんものはない。
最近は暴力シーンにものすごく敏感のようですが、
12歳(中学1年)で『ゴッド・ファーザー』の予告編を見て、
衝撃を受け「この映画を見たい」と思った私です。
今回の映画が、あの「蜂の巣」よりすごいとは思えない。
テレビやゲームやインターネットがすべて垂れ流し状態なのに、
なんで映画だけこんなに縛られるんだろう?
いろいろ考えての末の決定なんでしょうが、
時々、理解に苦しみます。
(ミラ・ジョヴォヴィッチの『ジャンヌ・ダルク』に小学生の娘を連れていった時は、
映画館の暗闇の中でさすがにちょっと後悔しましたけど)。

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