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映画「クロムウェル」@シネマナビ


【25%OFF】[DVD] クロムウェル
昨日、舞台「クロムウェル」の序文について書きました。けど
「クロムウェル」って何?
って思った方もいらっしゃるかも。
世界史を学校で習うとちょこっと出てくるんだけど、
イギリスで唯一、王様じゃなくて国を統べた人です。
私が連載している映画紹介のページ「気ままにシネマナビ」で
一度取り上げています。
「英国王のスピーチ」とのカップリング)
短い紹介ですが、私はとっても大好きになった映画なんです。
「護国卿」という称号の意味は、この映画を観て初めて知りました。
その称号を守り通したクロムウェルの覚悟の重さが胸に迫るラストシーン。
カエサルもナポレオンもその誘惑を断ち切れなかった「戴冠」を退け、
初志貫徹したすごい人です。
このクロムウェル、世間的には昔から評価が大きく割れているのですが、
ユゴーはその「割れ具合」こそ、人間の多面性の魅力と考え、
またわかっていることが少ないからこそ、創作の腕が篩える、と
この題材にぞっこんです。
ユゴーの「クロムウェル」は失敗作とされていますが、
こちらの映画は一見の価値あり。歴史物好きな人はぜひ!
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「クロムウェル」

英王室と議会を愛し、
そして壊した独裁者

監督:ケン・ヒューズ
販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ストーリー●
1642年、絶対王政を守ろうとするチャールズ1世と、
王権を狭めようとする議会のピューリタン派は衝突、
ついに内戦にまで発展する。
議会側の軍を率いて勝利したクロムウェルは新王にと請われるが、辞退する。
だが彼は、王政を廃してまで守った議会が
またぞろ権益を優先して腐敗していくことに、深い絶望を覚える。

歴史の教科書で「清教徒革命」として知られるイングランドの内戦は、
実はイギリス初の共和制誕生期でもある。
ほどなく王政が復活したため、
共和制の立役者クロムウェルは残酷な独裁者と評されることが多いが、
現在につながる民主政治の基礎を作ったとも言われる。
この映画をみると民主主義の理想と危うさが、よくわかる。

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