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7月・カンゲキのまとめ

今月は、歌舞伎が5(6)、演劇3、バレエ・ダンス2、ミュージカル2、その他2で舞台が14(15)、映画が4でした。いずれも秀作揃い。全部レビューを書きたいくらいだ。アポロ11は試写を見たけどもう一度お金を払って見にいきました。(レビューはこちら)。映画は4本ともオススメです。特に「アルキメデスの大戦」はどの世代の人にも良いと思う。「新聞記者」と合わせ技で見ると、日本って100年前とほんとに変わってないって思い知らされる。

【歌舞伎】
七月大歌舞伎(昼の部)(高時/西郷と豚姫/素襖落/外郎売)(歌舞伎座)
七月大歌舞伎(夜の部)(星合世十三團 成田千本桜)(歌舞伎座)
七月大歌舞伎(昼の部)(色気噺お伊勢帰り/厳島招檜扇/渡海屋 大物浦)(松竹座)(2回)
七月大歌舞伎(夜の部)(葛の葉/弥栄芝居賑/上州土産百両首)(松竹座)
社会人のための歌舞伎鑑賞教室「車曳/棒しばり」(国立劇場大劇場)

【演劇】
「青く美しく」(シアターコクーン)
「朝のライラック」(さいたま芸術劇場特設スタジオ)
エイチエムビー・シアター「女殺油地獄逢魔辻」(大阪谷九・応典院)

【バレエ・ダンス】
「オーチャード・バレエガラ」(オーチャードホール)
「Noism15周年記念公演 」(めぐろパーシモンホール)

【ミュージカル】
OSK「海神別荘 サクラ大戦/Storm of Applause」(南座)
宝塚宙組「オーシャンズ11」(東京宝塚劇場)

【その他】
「氷艶2019 −月光りの如く−」(横浜アリーナ)
MANSAI解体新書「5W1H」(世田谷パブリックシアター)

【映画】
「アポロ11」
「新聞記者」
「アルキメデスの大戦」
「天気の子」

今回のMVPは、Noism。
今、これだけ演出・振付がエッジーでかつハイクウォリティー、ダンサーの身体能力も申し分がなく、作品としての完成度も高い舞台はどこにあるんだろう。緻密で隙のない空間。一瞬も目が離せない緊迫感。世界に誇る、日本の至宝だ。ああそれなのに、彼らの活動は十二分に評価されていない。またこれだけのワールドワイドな芸術を、「新潟県」が支える、ということ自体、無理があるのかもしれない。絶対に無くしてはいけない舞踊集団、Noism。あなたも一度は見るべき。

最優秀作品は、「氷艶」。
歌舞伎とスケートのコラボという、無謀なユメを叶えた幸四郎(当時は染五郎)、彼のエネルギー、あれが氷艶2017を生んだ。そのスピリットが、この素晴らしいプロダクションを生みました! プロジェクションマッピング、宙乗り、立ち回り、全部あり。高橋大輔は、スケーターとして生き生きと滑る、そのシュプールの素晴らしさ! 立ち回りもすごい。菊之丞さん、宮本亜門を支えてGJ。何より、大ちゃんが歌い、平原綾香が滑り、福士誠治が滑りながら立ち回り、もう、誰が何のエキスパートかわかんないくらいフルアウトかつ高水準! ランビエールと大ちゃんの一騎打ち、ランビエールとリプニツカヤのデュエット、鈴木明子の幻想ソロ、みんなよかった!

特別賞は、松嶋屋。
これ以上ない碇知盛。弁慶の法螺貝に、自然と涙が溢れる。忠誠心溢れる優れた軍人の、忸怩たる思い。戦争の虚しさが身にしみる。
人間国宝に決まった片岡秀太郎、そのはんなりとした色気とじゃらじゃら、あうんの呼吸は誰にもマネができません。
そして長らく病気療養で、襲名披露公演の口上の他は舞台に立つことがなかった片岡我當が、「弥栄招檜扇」で堂々たる平清盛役を全うしました。
松嶋屋の三兄弟は、本当に素晴らしい芸を見せてくれます。今後も目が離せません。

 

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