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「ボーン・コレクター」


ボーン・コレクター 【DVD】
デンゼル・ワシントン扮するリンカーンが名うての警察官。
彼は事故のために寝たきり状態だが、
その頭脳と経験で今もベッドの上から捜査に参加している。
アンジェリーナ・ジョリー演ずるアメリアは、青少年課の警官。
彼女がある事件の初動段階で現場の証拠保存に力を尽くしたことから、
リンカーンの目に留まり、彼に代わって現場の証拠を集めてくるよう
指示される。
自分の才能を封印しようとしていた彼女は、
最初はリンカーンの高飛車な指示に反発を覚えているが、
自分の迷いや戸惑いを受け止め、解放してくれるリンカーンによって
のびのびと捜査に携わるようになる。
二人は協力して連続猟奇殺人事件を追うが、
犯人は必ず被害者の骨をえぐり、また必ずメッセージを残していく。
用意周到な犯人がわざと残していくその証拠を辿って行き着いた先で、
アメリアは思いも寄らないものを発見するのだった!
最初はアメリアの心の葛藤に比重がかかっているのかと思いきや、
最後は完全にリンカーンの物語。
アメリアが警官として捜査に積極的になるまで、
もっといろいろあるかと思ったけれど、このあたりは高速でクリア。
科学捜査や電子機器、そして優秀な仲間とともに、
ベッドの上ながら「現場」にいるもの以上に謎に迫っていくあたりは
非常に面白かったのだが、
犯人の動機とか、最後のほうは尻すぼみの様相。
特定の人への怒りと、
不特定の人への猟奇的な殺人の仕方とがあまり結びつかなかった。

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