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昨日に続き、「気ままにシネマナビ」から。

毛皮のエロス ～ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト～(DVD) ◆20%OFF！
女が「心の秘密」を写す時
映画：「毛皮のエロス」
監督：スティーヴン・シャインバーグ
配給：ギャガ・コミュニケーションズ
ストーリー●
上流階級の美しい良妻賢母、ディアン。
自分も写真の勉強をしていた彼女は、夫のフォトスタジオを助手として支えていた。
ある日マンションの上の階に引越してきた覆面の男に強い関心を覚えたディアンは、
「1枚写真を撮らせてくれないか」と唐突にその男ライオネルの部屋を訪ねる。
多毛症の彼と交流するうちに、
彼女は心の奥底に封印していた「普通と違う体」への好奇心と向き合う。
自分らしさを取り戻したディアンの日常は、急激に変貌していく。
（5/26より全国で公開中）
実在の女流写真家ダイアン・アーバスの生涯をヒントにして、
監督は「女の自立」という問題に、鋭く迫る。
彼女がある時点で夫の路線と袂を分かつ、
その決断の裏側をフィクションで描こうとしたのだ。
彼女の精神と行動が一致し出すと途端に家の中が乱雑になっていくところ、
自分らしく行動する時は、服装にも変化があるところなど、
セリフは最小限にとどめ、多くを映像に語らせている。
主演のニコール・キッドマンが、戸惑いや魂のうずきを丁寧に表現して魅力的。
もう一つのテーマは「肉体」に対する視線。
「ありのまま」を尊重する姿勢は、裸体の無修正にも反映している。
Ｒ指定。
＊Webで読みやすいように、改行など修正を加えています。