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「M★A★S★H」


マッシュ
ロバート・アルトマン監督は、昨年11月20日、鬼籍の人となりました。
最近ではアメリカン・バレエ・シアターをめぐる映画「バレエ・カンパニー」を
ドキュメンタリータッチで作っていました。
遺作となったのは「今宵、フィッツジェラルド劇場で」。
でも、彼の代表作といえば、
何といっても、この「M★A★S★H」(1970)でしょう。
戦争を題材にした映画としては、これほど衝撃的なものはありません。
朝鮮戦争で「M★A★S★H」という部隊に派遣された、
三人の軍医をめぐる物語ですが、
ここまでお行儀が悪く、規律を無視してすべてを茶化した話を
私は知りません。
それでも、結局最後まで見てしまう魅力。
戦争なんかやってる人間の馬鹿さ加減に比べたら、
人をバカにしたり、情事を実況中継しちゃったりするなんて、
どうってことない。
次から次へと運び込まれる負傷兵をガンガン治療している
そんな三人の姿を見ていると、
最初はハナについた「手術中のひどい冗談」も
頭がヘンになりそうな状況からの逃避にも思えてくる。
戦争になったら、まじめに戦争する人がいい人か?
反対するなら、まじめに反対して殺されちゃうのだけが正しいか?
監督のロバート・アルトマン氏は第二次世界大戦に従軍しています。
TVの「コンバット」シリーズも助監督として手がけています。
この映画を作った1970年は、ベトナム戦争末期。
毎日若者が死んでいったさなかに作られた戦争映画です。

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